ロックフェスの割れ窓理論
もう2週間前の話だけれど、先日、6年ぶりに苗場のフジロックフェスティバルに行ってきた。最終日の1日だけ。しかも、徹夜で行き、会場で爆睡し、徹夜で帰ってきて仕事、という苦行のような旅程(いったい何にし?)。まぁ、そういう苦行はいつものことだからいいんです。
で、音楽どうこうといったことも今日は省く。
それよりもちょっと驚くというか、違和感を覚えることがあった。何かと言えば、会場周辺が相当きれいだったこと。会場内でゴミがほとんど見当たらなかった。
たしかに、雨が降って泥だらけのところもあって、広げたビニールシートが汚れていたり、たまに落としたようなバッグとかが転がっていたこともある。
でも、明らかに「捨ててやる!」「関係ねえよ!」といった感じで捨てられたポイ捨てゴミは少なかった。ほとんどなかった。これは現場で見ると結構驚く。
それをコントロールしているのは、たぶん会場のあちこちにあるでかい分別ゴミ捨て場。これがあるから、みんなちゃんと捨てに行く。あと、会場の入り口でも(東京都推奨のような)ゴミ袋を渡されているので、そこにゴミを捨てやすくなっているというのもある。
で。
そういう行為はもちろん悪いことではなくて、誉められるべきことなんです。
誉められるべきなんですが、なんだろう……何か過剰に規律正しすぎる気がした。んですよ。
いまさら「ロックなんだから、オレのやりたいようにやらせてもらうぜ!」みたいなことを言う人もいないだろうし、「ムチャやってこそフェスだ!」みたいな感じでもないだろう。
でも、コントロールが行き渡っていて、規律訓練されている感じがね、した。お行儀よすぎるというか、ものわかりよすぎるというか。
それを感じているのは、自分だけじゃなくて、他にもけっこういたようだった。というのは、派手で楽しげなゴミ捨て場横でぼんやりとタバコを吸いつつ、ゴミを投げ込む人を見ていたら、その様子を撮影する人が何人もいたからだ(10分間に5人くらいいた)。
で、撮影した後で、自分の横でタバコを吸いだしたガイジン男性(30代?)がいたので、なんで撮影したの?と聞いてみた。彼は「よいシステムだね。よくできてる」と答えた。「クリーンだし、リサイクルまでできてるとはすごいよ」と。
その時に思ったのは、「割れ窓理論」のこと。割れ窓理論とは、荒れた学校とかで割れた窓があると、「だったらおれも1枚割ってもいいべ」と思うヤカラが増えて、ますます窓を割る人間が増える。そこでその心理を裏返して、施設を整備して割れ窓をなくしてきれいにすると、そこから犯罪行為などが減る現象──のこと。クリーンにしていけば、自然と規律的になるということだ(新宿駅西口に「歩く歩道」を設置して、ホームレスを追い出したのも同じ理論だと思う)。
無法者ばかりはびこって、迷惑な行為をするような人間が増えるのは困る。傍若無人な振る舞いをされるのも避けられるべきだとも思う。
でも、なんだろう。何かすごく不自由な感じもする。
そう思うのは、ぼくだけだろうか?(このひねくれ者め!)

で、音楽どうこうといったことも今日は省く。
それよりもちょっと驚くというか、違和感を覚えることがあった。何かと言えば、会場周辺が相当きれいだったこと。会場内でゴミがほとんど見当たらなかった。
たしかに、雨が降って泥だらけのところもあって、広げたビニールシートが汚れていたり、たまに落としたようなバッグとかが転がっていたこともある。
でも、明らかに「捨ててやる!」「関係ねえよ!」といった感じで捨てられたポイ捨てゴミは少なかった。ほとんどなかった。これは現場で見ると結構驚く。
それをコントロールしているのは、たぶん会場のあちこちにあるでかい分別ゴミ捨て場。これがあるから、みんなちゃんと捨てに行く。あと、会場の入り口でも(東京都推奨のような)ゴミ袋を渡されているので、そこにゴミを捨てやすくなっているというのもある。
で。
そういう行為はもちろん悪いことではなくて、誉められるべきことなんです。
誉められるべきなんですが、なんだろう……何か過剰に規律正しすぎる気がした。んですよ。
いまさら「ロックなんだから、オレのやりたいようにやらせてもらうぜ!」みたいなことを言う人もいないだろうし、「ムチャやってこそフェスだ!」みたいな感じでもないだろう。
でも、コントロールが行き渡っていて、規律訓練されている感じがね、した。お行儀よすぎるというか、ものわかりよすぎるというか。
それを感じているのは、自分だけじゃなくて、他にもけっこういたようだった。というのは、派手で楽しげなゴミ捨て場横でぼんやりとタバコを吸いつつ、ゴミを投げ込む人を見ていたら、その様子を撮影する人が何人もいたからだ(10分間に5人くらいいた)。
で、撮影した後で、自分の横でタバコを吸いだしたガイジン男性(30代?)がいたので、なんで撮影したの?と聞いてみた。彼は「よいシステムだね。よくできてる」と答えた。「クリーンだし、リサイクルまでできてるとはすごいよ」と。
その時に思ったのは、「割れ窓理論」のこと。割れ窓理論とは、荒れた学校とかで割れた窓があると、「だったらおれも1枚割ってもいいべ」と思うヤカラが増えて、ますます窓を割る人間が増える。そこでその心理を裏返して、施設を整備して割れ窓をなくしてきれいにすると、そこから犯罪行為などが減る現象──のこと。クリーンにしていけば、自然と規律的になるということだ(新宿駅西口に「歩く歩道」を設置して、ホームレスを追い出したのも同じ理論だと思う)。
無法者ばかりはびこって、迷惑な行為をするような人間が増えるのは困る。傍若無人な振る舞いをされるのも避けられるべきだとも思う。
でも、なんだろう。何かすごく不自由な感じもする。
そう思うのは、ぼくだけだろうか?(このひねくれ者め!)








別の文脈でコウガミショウジが「資本の風に吹かれる」という言葉を使っていましたが、フジロックも、そうなんだとおもいます。
『割れ窓理論』、夏休みの心理学系課題のテーマにしてみようかしら。。
フジロック、今年も行けずでした。ギャング・オブ・フォー〜、みたかったなぁ、、。
ともあれ富士山よりはマシな話だと思うけど・・・。